メリーウィドウ  オペレッタ ウィーン

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APR 2024

メリー・ウィドウ Die lustige Witwe

 

作曲:フランツ・レハール

台本:ヴィクトール・レオン&レオ・シュタイン(ドイツ語)

初演:1905年12月30日アン・デア・ウィーン劇場

 

あらすじ

 

時と場所:1905年現在、パリ

 

第1幕

パリにある(東欧の空想上の小国)ポンテヴェドロ公使館の広間。国王の誕生日を祝うパーティ。話題はポンテヴェドロ公国の全財産を支配すると言われるほどの大金持ち、銀行家の故グラヴァリ氏の若く美しい未亡人ハンナ・グラヴァリのことに集中。パリの伊達男どもがその美貌と財産の2つを手に入れようとチャンスを狙っている。ポンテヴェトロのパリ駐在公使ゼータ男爵は、ハンナがパリの男と結婚してその財産が国外に流出するのを避けよという本国の厳命に頭を痛めている。一方、彼の妻ヴァランシェンヌが夫の目を盗んでパリの伊達男カミーユと浮気をしている。ゼータは財産の国外流出を避けるため公使館の書記官ダニロ伯爵とハンナを結婚させようとする。ダニロとハンナはかつて恋人だったが身分の違いから結ばれず、傷心のダニロはパリへ、ハンナは富豪のグラヴァリの妻にと別れ別れになった。ダニロは金持ちと結婚してしまったハンナの不実を恨み、酒場マキシムに入り浸っている。ハンナがパーティに到着。男どもはいっせいに群がり「ダニロ登場の歌」が歌われる。そこへ酔眼もうろうとしたダニロが現れる。顔を合わせたハンナとダニロはゼータ男爵の期待とは裏腹に互いに過去の詰り合い。一方どさくさに紛れてカミーユはヴァランシェンヌを口説く。

 

第2

翌日ハンナのパリの邸宅。答礼として昨夜のメンバーを招待。ハンナは祖国の「ヴィリアの歌」を歌う。ハンナとダニロはまだ互いに愛し合っているのだが財産目当てと思われるのがしゃくで、どうしても自分の気持ちに素直になれない。ハンナは煮え切らないダニロをからかって「馬鹿な騎士さん」と歌って気を引くがダニロは乗ってこない。そこへ突然ハンナとの結婚を狙うフランス人がやってきて口論を始める。そこへダニロが割って入り二人の情事のことを言うと急に勢いがなくなる。一方、ヴァランシェンヌはカミーユにハンナとの結婚を勧めるが、それに従う条件としてあずまやで思い出に残る一時を過ごすことになる。2重唱「あのあずまやへ」。そこに登場した夫のゼータ男爵は、人の気配に鍵穴からあずまやを覗くと、どうも妻らしい姿が。怒って扉を叩き開けると、出てきたのはカミーユとハンナである。このピンチを救うためハンナがあずまやに裏口から入り、ヴァランシェンヌと入れ代わっていたのである。驚く人々にハンナはゆきがかり上カミーユと婚約したと告げる。ショックを受けたダニロは昔話にかえて物語る「王子と王女」で本心をうち明けマキシムに去る。それを聞いたハンナはダニロが今でも自分を愛していることを知る。

 

第3

マキシム風に飾り付けされたハンナの邸。ダニロ行きつけのマキシムの踊り子達が舞台を華やかにし、彼女たちと同じに扮した領事夫人ヴァランシェンヌを中心に踊りを踊る。そこへダニロが入ってくる。次いでゼータ男爵が本国から「グラヴァリ夫人の財産が守られない限り国庫は破産」の電報を受け取り青くなる。ダニロはあずまやの一件が誤解だったことを知り、やっとハンナとうち解け「唇は黙して」と2重唱となる(メリー・ウイドウのワルツ)。ハンナとダニロが結婚することによりポンテヴェドロの国の財産流出も免れヴァランシェンヌの浮気もことなきを得る。フィナーレは「女にゃ勝てない!」の全員合唱。

プログラムとキャスト

監督・装置:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
コスチューム:ダグマール・ニーフィンド
振付:レナート・ザネッラ

フォルクスオーパー・ウィーン

EUROPERA Ticket

EUROPERA Ticketではウィーン・フォルクスオーパーのチケット予約を承ります。

ご予約いただいたチケットは劇場の受付、又はウィーン国立歌劇場隣の当オフィスにてお受け取りいただけます。

又、フォルクスオーパー近くのホテル、公演前後のレストランのご案内・ご予約等も可能です。

連絡先

住所;Operring 4,A-1010, Wien

電話;+43 19677622

メール;office@vienna-concert.com

 

フォルクスオーパーへのアクセス

地下鉄:U6
トラム:40 、 41 、 42
バス:40A
停車駅:ヴェーリンガーシュトラッセ/フォルクスオーパー(Währinger Straße/Volksoper)

タクシー乗り場は環ヴェーリンガーギュルテル(Währinger Gürtel・環状道路)沿いに位置しています。

又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機していますので、ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。

 

フォルクスオーパーについて

ウィーン・フォルクスオーパーはウィーンでは国立歌劇場についで2番目に大きな歌劇場で、オペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエなど洗練された軽音楽が上演されます。

毎年9月から6月迄のシーズン内に約300公演、35演目が上演され、オペラ「魔笛」「トゥーランドット」、ミュージカル「マイ・フェア・レディー」、バレエ「真夏の世の夢」を始め、多大なレパートリーを誇ります。そして、何と言っても「こうもり」「メリー・ウィドー」「チャルダッシュの女王」「ワルツの夢」他、ウィーン特有のオペレッタはフォルクスオーパーの最も得意ジャンルとして常に生きる喜びに溢れた舞台音楽を堪能できます。

 

歴史

1898年、当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念し、建築家のフランツ・フライヘア・フォン・クラウスとアレクサンダー・グラフによって建設され、同年12月14日に開館しました。

1906年にはアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが初代指揮者に就任。1907年に「トスカ」、1910年に「サロメ」が初めて上演され、世界的に有名な歌手であるマリア・イェリッツァやリヒャルト・タウバーなどが出演しました。

第一次世界大戦の時代、フォルクスオーパーはウィーン第2の歌劇場としての地位を守っていましたが、1928年に経営が悪化し倒産、翌年1929年からはオペレッタを主な演目としました。

第二次世界大戦終盤の数ヶ月はしないで2番目に大きな1,550席の映画館として使用されていましたが、終戦後、空襲で壊滅的な打撃を受けたウィーン国立歌劇場の代替役をアン・デア・ウィーン劇場とともにしばらく担っていました。

1955年に国立歌劇場が再オープンしてからは再び、オペラ、オペレッタ、ミュージカルなどの公演に復帰しますが、1991年9月より再度国立歌劇場に属し、出演歌手などが両方の劇場に所属するといった状態になっていましたが、1966年より独立。

 

 

Volksoper Viena
By Bwag - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34011212
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