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第84回ウィーン・フィルハーモニー舞踏会

Venueウィーン楽友協会
Calendar木 21 1月 2027
あらすじ / 詳細

コンサートホールが舞踏会場に変わる

年に一度、ファッシング(カーニバル)の時期になると、ウィーンの楽友協会(ムジークフェライン)は、由緒あるコンサートホールから優雅な舞踏会場へと姿を変え、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団舞踏会の華やかな舞台となります。この催しは、数十年にわたりウィーンの祝祭シーズンを彩る主要なイベントの一つとなっています。

ウィーンの楽友協会は、オーケストラの芸術活動の拠点であるだけでなく、毎年開催される舞踏会の会場としても壮麗な空間を提供しています。黄金のホールをはじめとする建物全体が数え切れないほどの花々で飾られ、祝祭ムードに包まれます。メインフロアの座席は取り外され、広々としたダンスフロアが設けられます。毎年、オーストリア大統領が名誉後援者を務め、オーストリア政府の閣僚やウィーン、ザルツブルクの州知事・市長も名誉委員会に名を連ねます。

 

厳かな開会式

夜の祝宴の最初のハイライトは、黄金のホールで行われる厳かな開会式です。開始の1時間前には、メインフロア周辺や上階のエリアが、式典をよく見られる場所を確保しようとする来場者で埋まります。リヒャルト・シュトラウスは、1924年に開催された第1回の舞踏会のために華やかなファンファーレを作曲しました。この曲は以来、毎年の舞踏会で演奏されています。ホールを見下ろすバルコニーからフィルハーモニーの金管楽器奏者たちがファンファーレを奏で始めると、来賓の入場が始まります。

長い行列の先頭を務めるのは、その夜の名誉指揮者です。通常のコンサートとは異なり、この日はオーケストラがダンスフロアの中央に配置され、舞台は来賓のために空けられます。来賓には、芸術、政治、社交界の著名人に加え、舞踏会の後援委員会および名誉委員会を構成するオーケストラの支援者も含まれます。すべての来賓が着席すると、名誉指揮者の指揮で、オーケストラのレパートリーから人気の作品が演奏されます。

 

デビュタントの入場行進

この音楽のひとときの後、フィルハーモニーの楽団員がフロアを空け、デビュタントとそのパートナーたちが入場し、正式にダンスが始まります。17歳以上の若い女性は床まで届く白い舞踏会用ドレスをまとい、18歳以上の若い男性は黒い燕尾服を着用して、ショパンまたはツィーラーのポロネーズに合わせてホールへと進みます。その後、選抜されたペアが華やかなダンスを披露します。この演目は、その夜の舞踏会のダンスマスターが振付・指導し、入念なリハーサルを経て上演されます。ダンスマスターは、真夜中に行われ、午前2時にも繰り返される合同カドリーユの進行も担当します。

開会式の最後に、ダンスマスターがその夜唯一の公式な言葉を述べ、「Alles Walzer!(さあ、皆さんワルツを!)」と宣言します。これを合図に、すべての来場者がメインフロアでデビュタントたちとワルツを踊るよう招かれます。

  • スケジュール:
    • 開始:22:00
    • 開場:21:00
    • 終了:翌朝5:00
  • ドレスコード:
    • 床まで届くイブニングドレス、燕尾服
  • 会場:
    • 楽友協会(Musikverein)の全ホール
    • 1010 ウィーン、Musikvereinsplatz 1
  • 開会式:
    • ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    • 指揮者:ラハフ・シャニ
  • 音楽プログラム:
    • Orchester Wolfgang Steubl
    • Tom Henkes Dance Band
キャスト

プログラムは後日発表されます。

会場
ウィーン楽友協会

ウィーン楽友協会(ドイツ語:Wiener Musikverein(ヴィーナー・ムジークフェライン))は1812年設立されたオーストリア・ウィーンにあるクラシック音楽関係者による団体およびその本部の建物。日本では「楽友協会」と呼ばれることが多い。
大ホールは1870年に建設された。通称「黄金のホール」と呼ばれ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地として知られる演奏会場である他、同じ建物に資料室や出版社、ベーゼンドルファー(ピアノメーカー)などが同居している。
協会の19世紀のメンバーには大作曲家ヨハネス・ブラームスなども名を連ねている。特にブラームスは協会主宰のコンサートで指揮を振り、小ホールで自身のピアノ作品の初演を行なっている。このため1937年に彼の功績を称え、小ホールが「ブラームス・ザール」と名づけられた。現在のメンバーにはロリン・マゼール、アルフレッド・ブレンデルなど。
 

楽友協会大ホール

 

「期待が如何に大きかろうとも、ひとたび足を踏み入れれば誰でも、目を奪うホールの美しさ、絢爛豪華な細部の装飾に圧倒される。」これはムジークフェラインのオープニングを報じた新聞の一節で る。落成を記念する最初のコンサートが催されたのは1870年1月6日のことで った。

実際、当時の人々が受けた印象は圧倒的なもので ったに違いない。音楽評論の法皇とも言うべきエドワルト・ハンスリックにとっても、大ホールの与える印象は強烈で、苛立った彼は「コンサートホールとしては絢爛豪華過ぎるのではないか」と問い掛けているほどで る。”至る所から黄金と色彩が沸き上がってくる…”この華麗な内装は、その豪華さに恐れをなした禁欲主義者ハンスリックが推定するように、音楽への集中を妨げるもので ろうか。それとも、今日に至るまで多くの音楽ファンが感じているように、全く反対の効果、即ち音楽への集中を助けるもので ろうか。

 

 

 

 

 

ブラームスホール

 

「誇張せず簡潔に表現すれば、これは我々が地球上で知る限り、最も美しく、最も豪華で、最も晴れがましい室内楽ホールであ る」――1993年10月、巨額を投じて修復されたブラームス・ホールが再び市民のまえに姿を現わしたとき、ウィーンのあ る日刊紙はこう評している。

大 ホールと異なり、ブラームス・ホールは歳月とともに大きく様相を変えてきた。如何なる経過で、いつごろからブラームス・ホールが1993年以前のやや寂れ た状態になったかは不明のままであ った。唯一確かだったのは、かつてのホールが全く異なる外観だったに違いないという事実だけであ る。「楽友協会新建築の工事と落成に寄せて」という記録文書の中で、当時まだ小ホールと呼ばれていたブラームス・ホールは「小さな宝石あ 」と称えられている。「愛すべき小ホールは大ホールと著しい対照を示している。その落ち着いた雰囲気とシンプルな品位は、正に特筆に価する…」

 

 

 

グラス・ホール/マグナ・オーディトリウム

 

コンサートから豪華な祝宴まで。グラス・ホール/マグナ・オーディトリウムは、4つのホールのうち最大であ るばかり でなく、最もレパートリーの広い催し物会場です。

ステージは移動式のため、極めて短時間のうちに、コンサートホールが会議センターに、映画館が舞踏会場に早変わ り。普通のステージをファッションショーの突き出し舞台に変えるもの簡単です。また大型の映像プロジェクターは、 半ば演出されたプログラムに最適です。

グラス・ホール/マグナ・オーディトリウムは、ウィーンの建築家ウィルヘルム・ホルツバウアーによって設計されまし た。高さ8mで、ギャラリーを含め380人分の席があ ります。

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