ツァレーヴィチ

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Der Zarewitsch
フランツ・レハール作のオペレッタ
ドイツ語上演、ドイツ語と英語の字幕付き
休憩なし

 

若き皇太子アリョーシャは、不幸で孤独に悩まされています。女性との接触を避けているものの、誰かとのつながりを強く望んでいます。やがて彼は一人の若者と出会いますが、レハールのバージョンでは実は変装した女性です。しかし、オランダの演出家・アーティストであるステーフ・デ・ヨングにとっては、状況はもっと複雑です…。物語の舞台をロシアからより普遍的なおとぎ話の世界へ移し、ゆっくりと育まれる愛の物語に焦点を当てています。美しいイラストとアニメーションをライブで撮影し投影することで、オペレッタとアニメーション映画を融合させた芸術作品を創り上げ、レハールの音楽の哀愁を描きつつ、ユーモアと軽やかさを添えています。

 

プロット

ロシアの皇位継承者である皇太子は、女性に興味がないことが原因で首相と大公を心配させている。大公は、男役を演じる踊り子で若者の注目を集めたソニアと皇太子との面会を手配しようとする。この策略は見事に成功し、二人の若者は互いに恋に落ちる。首相が将来の皇帝の花嫁となる王女の到着を発表すると、大公がソニアの信用を失墜させようとしたにもかかわらず、王位継承者は愛する人とともに国外に逃亡します。ナポリで再びこのカップルに出会ったとき、大公は若者の義務感とソニアの愛国心に訴えて、二人の関係を断つよう説得しようとします。ロシアから皇帝の死の知らせが届き、夫婦は国家の理屈に従うことを決意し、永遠に別れることになる。

プログラムとキャスト

演出、美術、衣装:スティーフ・デ・ヨング
ドラマトゥルク:ユルゲン・バウアー
合唱指揮:ロジャー・ディアス=カハマルカ
合唱指揮:ホルガー・クリスティアン
音楽監督:ルカ・ハウザー

Der Zarewitsch:ダビッド・ケルバー
ソーニャ:ヘドヴィグ・リッター
イワン(ツァレーヴィチの秘書):マルティン・エネンケル
マーシャ(イワンの妻):ジュリエット・カリル

作・出演:スティーフ・デ・ヨング

フォルクスオーパー・ウィーン

フォルクスオーパーへのアクセス

地下鉄:U6
トラム:40 、 41 、 42
バス:40A
停車駅:ヴェーリンガーシュトラッセ/フォルクスオーパー(Währinger Straße/Volksoper)

タクシー乗り場は環ヴェーリンガーギュルテル(Währinger Gürtel・環状道路)沿いに位置しています。

又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機していますので、ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。

 

フォルクスオーパーについて

ウィーン・フォルクスオーパーはウィーンでは国立歌劇場についで2番目に大きな歌劇場で、オペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエなど洗練された軽音楽が上演されます。

毎年9月から6月迄のシーズン内に約300公演、35演目が上演され、オペラ「魔笛」「トゥーランドット」、ミュージカル「マイ・フェア・レディー」、バレエ「真夏の世の夢」を始め、多大なレパートリーを誇ります。そして、何と言っても「こうもり」「メリー・ウィドー」「チャルダッシュの女王」「ワルツの夢」他、ウィーン特有のオペレッタはフォルクスオーパーの最も得意ジャンルとして常に生きる喜びに溢れた舞台音楽を堪能できます。

 

歴史

1898年、当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念し、建築家のフランツ・フライヘア・フォン・クラウスとアレクサンダー・グラフによって建設され、同年12月14日に開館しました。

1906年にはアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが初代指揮者に就任。1907年に「トスカ」、1910年に「サロメ」が初めて上演され、世界的に有名な歌手であるマリア・イェリッツァやリヒャルト・タウバーなどが出演しました。

第一次世界大戦の時代、フォルクスオーパーはウィーン第2の歌劇場としての地位を守っていましたが、1928年に経営が悪化し倒産、翌年1929年からはオペレッタを主な演目としました。

第二次世界大戦終盤の数ヶ月はしないで2番目に大きな1,550席の映画館として使用されていましたが、終戦後、空襲で壊滅的な打撃を受けたウィーン国立歌劇場の代替役をアン・デア・ウィーン劇場とともにしばらく担っていました。

1955年に国立歌劇場が再オープンしてからは再び、オペラ、オペレッタ、ミュージカルなどの公演に復帰しますが、1991年9月より再度国立歌劇場に属し、出演歌手などが両方の劇場に所属するといった状態になっていましたが、1966年より独立。

 

 

Volksoper Viena
By Bwag - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34011212
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