フェデリコ・アルバネーゼ

フェデリコ・アルバネーゼ『Blackbirds and the sun of October』（I）

ベルリン、2024年10月4日：本日、XXIM Recordsはイタリアのアーティスト、プロデューサー、ピアニスト、作曲家フェデリコ・アルバネーゼの新アルバム『Blackbirds And The Sun Of October』のリリースを誇りを持って発表します。彼の5枚目のスタジオアルバムであり、レーベルでのデビュー作である7曲入りEP『Days Of Passage』の続編です。本作はアルバネーゼの故郷、北イタリアのモンフェラート地方でインスピレーションを受け、全曲がそこで書かれ録音されました。「これは帰郷と再接続についてのアルバムです」と彼は語ります。「何よりも、遺産についてです。」この作品はXXIM Recordsからの彼の初のフルアルバムであり、彼の輝かしいキャリアの新章を開きます。常に創造的であり続けるアルバネーゼは、多くの人以上に新しいサウンドと実験を追求しています。

幼少期にピアノを弾き、ジャズに興味を持ちクラリネットを学びましたが、思春期にはパンクロックに魅了されベースギターを習得しました。さらに90年代後半のニューエイジ音楽にも没頭し、ブライアン・イーノやウィリアム・バシンスキーといったアーティストの作品に影響を受けました。

これらすべてを融合させ、イタリアからベルリンに移った彼は、8年間で4枚のアルバムを書き録音しました。それぞれ特定のテーマに焦点を当て、批評家やファンから高く評価されました。しかし『Blackbirds And The Sun Of October』では、テーマ的にも地理的にも変化を求めました。「私はベルリンでキャリアを始め、子供たちもそこで生まれました。その場所とは深い繋がりがありますが、決して私の故郷にはなりません」と語ります。「ベルリンはとても美しい都市ですが、それはモンフェラートとは異なる種類の美しさです。北イタリアの秋の田舎はまったく別の物語です。」

2022年秋に故郷へ戻り、美しい田舎の風景に囲まれ、「この場所と深く繋がっている」と感じたことが多くのインスピレーションをもたらしました。「帰郷の自由感が、音楽を含むすべてのことに染み渡ります。」彼の作曲は、周囲の深い自然の美しさ―色彩、野生生物、季節の移ろい―だけでなく、何千年も受け継がれてきた豊かな歴史や多くの神話や伝説を反映し始めました。「この場所は歴史を感じさせます。それがとてもロマンチックなのです。」

この新章はアルバネーゼの作品において重要な進化をもたらしました。彼の以前のアルバムは記憶、内面世界、想像上の風景をテーマにしたものが多く、各アルバムに明確なテーマがありました。対照的に『Blackbirds And The Sun Of October』は彼の周囲の物理的な世界―歴史、自然、美しさ―から直接インスピレーションを得ています。「この音楽には自由を感じます。そしてよりポジティブです。以前とは違う何かを感じます。」彼の音楽は自然に彼の中から溢れ出し、環境の反映であり、それが励みになりました。

この自由とルーツへの回帰は、クラシック音楽と現代のサウンドを融合した豊かな音楽的影響のタペストリーを生みました。しかし、イタリアの田舎の自然の美しさは最初、挑戦でした。すでにある美しさに見合うものをどう創るか？新たな方向性とアイデアを追求した結果、『Blackbirds And The Sun Of October』には時代を超えた作品が含まれ、地域のクラシックな伝統と現代的で実験的な作品が共存しています。「通常はやらないこと、例えばドラムを加えたり、400年も昔のようなピアノとチェロのための組曲を書いたりする自由を感じました。」

静かで切ないピアノと弦楽の「The Prince and the Emperor」は、10世紀の騎士アレラモと皇帝オットー1世の物語に基づいています。また、明るく希望に満ちた「Adelasia」は、アレラモを魅了した姫君に触発されています。ここには露のように輝く優しい美しさの繊細さ、「A Story Yet To Be Told」や「Song For the Village」、そして「Wallpaper Of Dreams」の穏やかな静けさもあります。

タイトル曲は、上昇するピアノラインと安定したドラムを中心に構成された、よりモダンで活気のある作品で、背景には暗さのニュアンスが漂います。アルバネーゼによれば、モンフェラートに到着した際に最初に書いた曲で、秋の色が芽吹き始めた時期だったそうで、タイトルは偶然の産物でした。

プログラムとキャスト

フェデリコ・アルバネーゼ：ピアノ