Killing Carmen
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キリング・カルメン
ニルス・シュトルンク、ルーカス・シュレンク、ガブリエル・カズ共作
ドイツ語・フランス語・英語上演(字幕付き)
「命の危険があるとすでに警告された」と語るカルメン ― ビゼーの「オペラ中のオペラ」のフィナーレで、自らの運命を予感して。数分後、彼女は愛していたドン・ホセに刺されて命を落とす。情熱の犯罪か、それとも社会的な危機か?カルメンの死は自由そのものの死を意味するのか?彼女が残す空白とは?そして、その後に何が起きるのか?
ブルク劇場での成功作『魔笛 ― オペラだがオペラではない』と『チェス物語』に続き、ニルス・シュトルンクとルーカス・シュレンクは、今回はフォルクスオーパーでレパートリーの名作に挑戦する。音楽家ガブリエル・カズと共に、ジャンルを越えたアンサンブルによる新たな『カルメン』のアダプテーションを制作。ビゼーの有名な旋律が、ジャズ、フラメンコ、西部劇音楽、ミュージカル、ポップ、シャンソンなど様々な音楽スタイルと融合する。
プログラムとキャスト
演出:ニルス・シュトルンク
演出:ルーカス・シュレンク
舞台美術・衣装:アンヌ・ビュッフェトリーユ
ドラマトゥルク:マグダレーナ・ホイスバウアー
照明デザイン:ザシャ・ツァウナー
フォルクスオーパー・ウィーン
フォルクスオーパーへのアクセス
地下鉄:U6
トラム:40 、 41 、 42
バス:40A
停車駅:ヴェーリンガーシュトラッセ/フォルクスオーパー(Währinger Straße/Volksoper)
タクシー乗り場は環ヴェーリンガーギュルテル(Währinger Gürtel・環状道路)沿いに位置しています。
又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機していますので、ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。
フォルクスオーパーについて
ウィーン・フォルクスオーパーはウィーンでは国立歌劇場についで2番目に大きな歌劇場で、オペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエなど洗練された軽音楽が上演されます。
毎年9月から6月迄のシーズン内に約300公演、35演目が上演され、オペラ「魔笛」「トゥーランドット」、ミュージカル「マイ・フェア・レディー」、バレエ「真夏の世の夢」を始め、多大なレパートリーを誇ります。そして、何と言っても「こうもり」「メリー・ウィドー」「チャルダッシュの女王」「ワルツの夢」他、ウィーン特有のオペレッタはフォルクスオーパーの最も得意ジャンルとして常に生きる喜びに溢れた舞台音楽を堪能できます。
歴史
1898年、当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念し、建築家のフランツ・フライヘア・フォン・クラウスとアレクサンダー・グラフによって建設され、同年12月14日に開館しました。
1906年にはアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが初代指揮者に就任。1907年に「トスカ」、1910年に「サロメ」が初めて上演され、世界的に有名な歌手であるマリア・イェリッツァやリヒャルト・タウバーなどが出演しました。
第一次世界大戦の時代、フォルクスオーパーはウィーン第2の歌劇場としての地位を守っていましたが、1928年に経営が悪化し倒産、翌年1929年からはオペレッタを主な演目としました。
第二次世界大戦終盤の数ヶ月はしないで2番目に大きな1,550席の映画館として使用されていましたが、終戦後、空襲で壊滅的な打撃を受けたウィーン国立歌劇場の代替役をアン・デア・ウィーン劇場とともにしばらく担っていました。
1955年に国立歌劇場が再オープンしてからは再び、オペラ、オペレッタ、ミュージカルなどの公演に復帰しますが、1991年9月より再度国立歌劇場に属し、出演歌手などが両方の劇場に所属するといった状態になっていましたが、1966年より独立。