ウンベルト・トッツィ - ファイナルツアー

L’ULTIMA NOTTE ROSA – ファイナルツアー

ウンベルト・トッツィの世界ツアーは、ローマのカラカラ浴場とヴェネツィアのサンマルコ広場で華やかにスタートし、これが彼のライブステージへの最後の出演となります。イタリアの故郷を越えて成功を収めた50年のキャリアを経て、8000万枚以上のアルバムを販売し、2000回以上のライブコンサートを行ってきたこの傑出したアーティストが、今や彼にとって世界を意味する舞台に別れを告げます。

カリスマ的でクリエイティブなシンガーソングライターのウンベルト・トッツィは、その永遠のヒット曲によって、世代を超えてカルト的人物となり、イタリア音楽の真のアイコンとなりました。1968年、わずか16歳でトリノのロックバンド「オフ・サウンド」としてギタリストとして活動を開始し、その後アドリアーノ・パッパラルドと共に全国ツアーを行いました。1974年、22歳の時に他のアーティストのために曲を書き始めました。同年、ダミアーノ・ダットリとの共作で「Un corpo un'anima」を作曲し、Wessとドリ・ゲッツィの演奏でテレビ音楽番組「カンツォニッシマ」で即座に成功を収めました。この作曲家としての成功を受けて、トッツィはついに自らの曲を歌い始めました。

彼の大きなブレークスルーは、1970年代の終わりに実現した一連のヒットで訪れました：1977年には「Ti amo」で国際的なベストセラーを達成し、続いて1978年の「Tu」、1979年の「Gloria」と、いずれも大成功を収めました。1982年にはゴールデン・グローブ賞を受賞し、グラミー賞にノミネートされました。また、名誉あるイタリアのサンレモ音楽祭でも優勝し、1987年のユーロビジョン・ソング・コンテストでは「Gente di Mare」でイタリア代表として出場し、3位に入賞しました。

今日、ウンベルト・トッツィのヒットなしで音楽の世界を想像することはできません。誰もがその忘れられない「Ti Amo」を知っており、これは数え切れないほどカバーされ、すべてのチャート記録を打ち破りました。また、グローバルな成功を収めた「Gloria」は、マーチン・スコセッシの「ウォルフ・オブ・ウォールストリート」やアリアンヌ・リネの「フラッシュダンス」、さらには数え切れないほどの映画やシリーズのサウンドトラックとして選ばれました。

今こそ、私たちの時代の偉大なミュージシャンの一人に別れを告げる時です。2025年2月24日にウィーンのウィーナー・シュタットハレで行われるこのコンサートで、ウンベルト・トッツィがバンドとオーケストラと共に、ドイツ語圏での最後のライブパフォーマンスを披露し、感慨深く「Arrivederci」と言うのを見逃さないでください！

プログラムとキャスト