カタリナ・コチェトヴァ

カタリナ・コチェトヴァ：Overdubs in Jazz（UA/RS/USA/A）

2024年ジョー・ザヴィヌル賞を受賞したピアニストで作曲家のカタリナ・コチェトヴァが、「Overdubs in Jazz – Jazz Beyond Borders: The Overdub Sessions」というプロジェクトを発表します。この作品は、ニューヨークとウィーンのジャズシーンの創造力をつなぐもので、遠隔でのコラボレーションを想定した現代ジャズのオリジナル曲からなる組曲を収録したアルバム「Patience」を中心としています。演奏メンバーは、カタリナ（ピアノ）、ベン・ティベリオ（ダブルベース）、ヴァレンティン・ドゥイト（ドラム）によるコアトリオです。

カタリナ・コチェトヴァ（UA/RS）は、ピアニスト、ヴォーカリスト、作曲家、アレンジャーとして、ヨーロッパのジャズシーンで注目を集めている新進気鋭のアーティストです。ウィーン市立音楽芸術大学を卒業し、ストックホルム王立音楽大学でも学び、スウェーデンのジャズシーンでも活躍しました。セイマス・ブレイク、アリ・ホーニグ、ユレ・プクル、アレックス・ヒッチコック、ジョー・サンダース、フェリックス・ロッシー、ホーカン・ブレストローム、ウラジーミル・コスタディノビッチなどと共演。2023年に録音したデビューアルバム「Beyond Motion」は、2024年6月にリリースされ、JAZZIT誌による「年間ベストジャズアルバム100」に選出されました。

ベン・ティベリオはニューヨークを拠点とするベーシスト兼作曲家。表現豊かなスタイルと深い音楽性で知られ、ジョエル・ロス、マリア・グランド、ヴェロニカ・スウィフト、イマニュエル・ウィルキンスと共演。アリ・ホーニグ、シャイ・マエストロ、ベン・ウェンデル、アーロン・ゴールドバーグなどと共演し、ケニー・バロン、ハーリン・ライリー、グレッチェン・パーラトなどの伝説ともステージを共にしています。2021年にはリーダー作「Rare Peace」をリリース。現在、アリ・ホーニグ・トリオのレギュラーメンバー。

ヴァレンティン・ドゥイトはウィーンを拠点とするドラマー・作曲家で、独自のサウンドとジャンルを横断するプロジェクトで知られています。Dsilton、Robert Unterköfler Quintett、Coastline Paradox、Duit & Gadermaier、Gnigler/Duitなどに参加。2018年にはソロアルバム「Mashevene」をFreifeld Tonträgerから、2019年には電子音楽EP「Ese-Udu」をRote Welt Recordsからリリース。アコースティックな実験とエレクトロニックな質感を融合させた彼のスタイルは、現代ジャズにおいて非常に独創的です。

プログラムとキャスト

カタリナ・コチェトヴァ：ピアノ
ベン・ティベリオ：コントラバス
ヴァレンティン・ドゥイト：ドラム