ポンペオ・マーニョ
OCT 2025 | ||||||
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3幕のドラマ ペル ムジカ
リブレット:ニコロ・ミナート
イタリア語によるコンサート形式 上演はドイツ語の字幕付き
開演30分前に作品解説あり
フランチェスコ・カヴァッリの『ポンペオ・マーニョ』は、混乱と陰謀に満ちた壮麗な物語です。アントニオ・チェスティと並び、カヴァッリはクラウディオ・モンテヴェルディに続く世代のイタリアのオペラ作曲家の代表格です。この作品はローマの将軍グナエウス・ポンペイウス(ポンペオ・マーニョ)が3度目の征服遠征から勝利を収めてローマに帰還する様子を描いています。しかし、ローマの宮廷では、愛や欲望、裏切り、嫉妬をめぐる秘密の戦いが、閉ざされた扉の内側で激しい戦闘の叫びもなく繰り広げられています。1666年にヴェネツィアのサン・サルヴァトーレ劇場で初演された『ポンペオ・マーニョ』は、退廃した社会の姿を描き、ヴェネツィアの音楽劇のすべての要素を織り交ぜて、濃密で多面的なドラマを作り上げています。指揮者のレオナルド・ガルシア・アラルコンはカヴァッリのオペラの専門家として名を馳せ、長年にわたり自身のカペッラ・メディテラネアで公演を重ねてきました。今回はマックス・エマヌエル・チェンチッチ、ヴァレル・サバドゥス、マリアナ・フローレスなど著名な歌手を迎え、ウィーン音楽劇場に『ポンペオ・マーニョ』をもたらします。
プログラムとキャスト
指揮:レオナルド・ガルシア・アラルコン
ポンペオ:マックス・エマヌエル・チェンチッチ
ジュリア:ルシア・マルティン・カルトン
セルウィリウス:ヴァレル・バルナ=サバドゥス
セクストゥス:ローガン・ロペス・ゴンザレス
ファルナーチェ:アロイス・ミュールバッハー
ヒプソクラティア:マリアナ・フローレス
クラッスス:ホルヘ・ナバーロ・コロラド
ハルパリア:カツペル・シェラジョンチェク
クラウディウス:ピエール=アントワーヌ・ショミアン
デルフォス:ドミニク・ヴィス
カエサル:ヴィクトール・シカール
アトレア:マルセル・ベークマン
ミトリダーテ:ヴァレリオ・コンタルド
カペラ・メディテラネア
アンデアウィーン劇場
アン・デア・ウィーン劇場はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ「魔笛」の台本で成功した脚本家エマヌエル・シカネーダが、1791年に皇帝の許可を受け、建築家フランツ・イェーガーによる帝政様式の設計をもとに1798年より建設を開始、1801年に落成しました。
モーツァルトの生誕250周年にあたる2006年、劇場は「新しいオペラハウス」を名乗り、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパーの次いで3番目の歌劇場となりました。総監督に就任したローラント・ガイヤーは他2館のような日替わりで違った演目を用意するレパートリーシステムではなく、同じ演目を一定期間に渡って上演するスタジオーネシステムを採用し、モーツァルト作品やウィーン古典の他、バロックオペラや現代オペラを主な柱に据えています。オペラ公演のオーケストラはウィーン交響楽団、ウィーン放送交響楽団およびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスが務めています。
アンデアウィーン劇場アクセス方法
公共交通機関:
地下鉄;U1、U2、U4 カールスプラッツ(Karlsplatz)
バス;59A Bärenmühldurchgang
57A Laimgrubengasse 、Linke Wienzeile