ルイザ・ミラー

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FEB 2026 Next

 

ルイザ・ミラー – ジュゼッペ・ヴェルディ | オペラ
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ
原作:フリードリヒ・シラー

 

第1幕・第2幕 – 約120分
休憩 – 約25分
第3幕 – 約30分

 

 

あらすじ

 

第1幕

「愛」

第1場 ミラーの家の外

ルイザは村人たちに誕生日を祝ってもらっていたが、恋人であるカルロが来ていなかったので気持ちが浮かなかった。ルイザの父・ミラーはカルロの素性がわからなくて心配であった。そこへカルロが現れルイザは喜んだ。

皆が教会へ行った後、ヴァルター伯爵の秘書官であるヴルムがミラーを呼び止め、以前に約束したルイザとの結婚を守るよう迫る。ミラーはそれは娘の自由と言うが、ヴルムからカルロが実は新しい領主の息子のロドルフォであることを知らされ、やはり心配していたとおりであったと驚く。

 

第2場 ヴァルター伯爵の大広間

ヴルムはヴァルター伯爵に、息子のロドルフォが村娘と恋におちていると告げ口をする。伯爵は息子のために富や権力を手にしてきたと嘆き、家に帰ってきたロドルフォにオストハイム公爵未亡人のフェデリカと結婚するよう命じる。

ロドルフォがフェデリカと二人きりになったときに、ロドルフォは他に恋人がいることをフェデリカに告げた。フェデリカは激しい嫉妬と屈辱の思いを抱いて立ち去る。

 

第3場 ミラーの家の部屋

ミラーは、ルイザにカルロは伯爵の息子・ロドルフォであり、しかも今日、花嫁を迎えるということを告げる。そこへロドルフォが現れ、ルイザに変わらぬ愛を打ち明ける。

さらにその後、ヴァルター伯爵が訪れ、財産目当てで息子を誘惑するなとミラー親娘になじり、兵士に二人を連行するよう命じる。しかし、息子のロドルフォに、伯爵になるまでの悪業を暴くと脅され、逮捕を諦める。

 

第2幕

「陰謀」

第1場 ミラーの別棟の一室

城に捕らわれている哀れなミラーの様子を村人たちがルイザに話す。そこへヴルムが訪れ、もしルイザが本当に愛していたのはヴルムで、ロドルフォを愛したのは財産目当てであったという手紙を書くのであれば父・ミラーは許されると告げる。

悩んだすえルイザは、ヴルムの言うとおりに手紙を書く。ヴルムはこの手紙は自発的に書いたもので、また、城内で同様の証言をするよう約束する。

 

第2場 ヴァルター伯爵の城の一室

ヴァルター伯爵とヴルムは、先代を暗殺して伯爵になったという事実をロドルフォが感ずいているのではないかと恐る。またフェデリカは、彼女の前でルイザがヴルムを愛していると告白するので喜ぶ。

 

第3場 城の庭園

ルイザがヴルムに宛てて書いた手紙を農夫がロドルフォに持ってくる。ロドルフォは裏切られたと激しく怒り、ヴルムにピストルで決闘を挑む。それに驚いたヴルムは空に向けてピストルを発射しただけで逃げ去る。駆け付けたヴァルター伯爵にロドルフォは、フェデリカと結婚すると告げる。

 

第3幕

「毒薬」 ミラーの別棟の一室

ミラーが釈放され、家に戻ってきたので、ルイザを慰めていた村娘たちは家路につく。そのとき、ミラーはルイザが自殺を考えていることを悟る。

部屋でルイザがひとりで祈っているときに、ロドルフォが忍び込んで、水差しに毒を入れる。ロドルフォは毒入りの水差しを飲んで、さらにそれをルイザにも飲ませる。死を覚悟したルイザは、ロドルフォに今までの経緯をすべて告白する。ロドルフォは早まったことをしたと後悔する。物音に気づいたミラーが部屋にやってくるがルイザは息絶える。

さらにヴァルター伯爵がヴルムを従えて駆けつける。ロドルフォは最後の力を振り絞ってヴルムを刺し殺し、ヴァルター伯爵に「あなたの罪だ」と言って倒れ込む。

プログラムとキャスト

ヴァルター伯爵 – ロベルト・タリアヴィーニ
ロドルフォ – フレディ・デ・トンマーゾ
フェデリカ – ダリア・スシュコヴァ
ヴルム – アンドレア・マストローニ
ミラー – ジョルジュ・ペテアン
ルイーザ – フェデリカ・ロンバルディ

 

音楽監督 – ミケーレ・マリオッティ
演出・舞台美術 – フィリップ・グリゴリアン
衣装 – ヴラダ・ポミルコヴァナヤ
振付 – アンナ・アバリヒナ
照明 – フランク・エヴァン
映像 – パトリック・K.-H.

ウィーン国立歌劇場

 

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地下鉄: U1、U2 、 U4
トラム: 1 、 2、D 、62 
バス: 59A
停車駅:カールスプラッツ/オペラ Karlsplatz/Oper
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歴史


ウィーン国立歌劇場はウィーン造形アカデミーの建築家アウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルクとエドゥアルト・ファン・デア・ニルが共作で設計し、1869年5月25日、当時の皇帝フランツ·ヨーゼフと皇后エリザベートの存在下で、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」により盛大にこけら落としが行われました。

 

フランツ·フォン·ディンゲルシュテット(劇場支配人・詩人)、ヨハン・ヘルベック(指揮者・作曲家)、フランツ・ヤウナー(演出家・劇場支配人)、ヴィルヘルム・ヤーン(指揮者)などの芸術的影響を受け、オペラ座の人気は益々高まっていきました。1897年に総監督となったグスタフ・マーラーは、古い上演システムを改新し、新しい舞台芸術を取り入れ、新世代歌手を積極的に起用するなどの第一次改革を行い、その後後継者たちにも引き継がれていきました。

又、マーラーはそれまでオペレッタを上演しなかったオペラ座にヨハン・シュトラウスの「こうもり」を正式なレパートリーとしました。

 

20世紀になると、総監督のリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」(1916年10月4日)や「影のない女」(1919年10月10日)の初演が行われます。

 

第二次世界大戦中、1938年から1945年年間はオペラ座暗い時代を迎えます。ナチスの下で多くの団員が追放・殺害され、様々な作品が上演禁止になりました。

1945年3月12日、連合軍の爆撃により舞台は破壊され、建物は火災に遭います。その後、ウィーン・フォルクスオーパーやアン・デア・テアーターウィーン劇場が仮の拠点となり、1955年11月5日カール・ベームによる「フィディオ」の上演で再開を果たします。

1956年に芸術監督に就任したヘルベルト・フォン・カラヤンはイタリア語やその他の外国語作品もドイツ語による上演を行ってきたそれまでの慣例を破り、原語上演の方針を導入し、これはその後ドイツその他の大劇場にも波及しました。

 

今日ウィーン国立歌劇場は、多大なレパートリーが故世界で最も重要なオペラ座の一つとみなされています。

 

2010年9月1日以来、音楽監督はフランツウェルザー=メスト、音楽総監督はドミニクマイヤー。

© Bwag/Commons
© Wiener Staatsoper
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