ルーカス・シュテルナート、ピアノ

チケットを購入する
FEB 2026

 

ルーカス・シュテルナートは、最も将来有望な若手ピアニストの一人です。オーストリア出身の彼は、その深い音楽性、卓越した技巧、そして感情のこもった演奏で世界中の観客を魅了しています。数々の国際コンクールで受賞歴を持ち、特にミュンヘンの権威あるARD国際音楽コンクールでの優勝により広く認知されました。

彼のクラシックおよび現代音楽の解釈は、稀な感性と芸術的成熟を示しています。ベートーヴェンやシューベルトから現代作曲家の作品まで、彼はそれぞれの楽曲に独自の解釈を加えます。著名なオーケストラや室内楽奏者と定期的に共演し、批評家や観客から高い評価を受けています。

そのキャリアは急成長を遂げており、ウィーンのムジークフェラインをはじめとする世界の名だたるコンサートホールで演奏を行っています。音楽への情熱と深い感情表現が、彼を今後注目すべきピアニストとして位置付けています。

 

プログラムとキャスト

出演者:
ルーカス・シュテルナート(ピアノ)
ヴェロニカ・エベルレ(ヴァイオリン)
ジュリア・ハーゲン(チェロ)

 

プログラム

ヨハネス・ブラームス
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 第3番 ハ短調, 作品101

ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 第1番 ハ短調, 作品8

– 休憩 –

フランツ・シューベルト
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 変ホ長調, D 929

終演予定: 21:30

 

ウィーン楽友協会 ブラームスザール

「誇張せず簡潔に表現すれば、これは我々が地球上で知る限り、最も美しく、最も豪華で、最も晴れがましい室内楽ホールであ る」――1993年10月、巨額を投じて修復されたブラームス・ホールが再び市民のまえに姿を現わしたとき、ウィーンのあ る日刊紙はこう評している。

大 ホールと異なり、ブラームス・ホールは歳月とともに大きく様相を変えてきた。如何なる経過で、いつごろからブラームス・ホールが1993年以前のやや寂れ た状態になったかは不明のままであ った。唯一確かだったのは、かつてのホールが全く異なる外観だったに違いないという事実だけであ る。「楽友協会新建築の工事と落成に寄せて」という記録文書の中で、当時まだ小ホールと呼ばれていたブラームス・ホールは「小さな宝石あ 」と称えられている。「愛すべき小ホールは大ホールと著しい対照を示している。その落ち着いた雰囲気とシンプルな品位は、正に特筆に価する…」

1870 年当時の小ホールが如何なる外観であ ったか、即座に説明できる人物は全く存在しなかったが、古い資料が一条の光明をもたらした。ウィーン美術アカデミーの銅版画キャビネットで発見された2つ のオリジナルなエスキスには、極めてカラフルに装飾された小ホールが描かれていた。このことは壁面の丹念な調査により実証された。緑の壁に赤い柱、そして 豊かな黄金の装飾、これが小ホールのオリジナルな外観であ ったに違いない。それは又ブラームス・ホールの外観でもあ る。

抜本的な修復に よってホールは再び、色彩豊かな「ギリシャ風ルネサンス」へと蘇った。ヘラスと呼ばれた古代ギリシャへの傾倒は、ここでも神殿の破風、イオニア柱、カリア ティードなどに表現されている。1870年の最初のコンサートでは、クララ・シューマンが演奏した。これはヨハンネス・ブラームスの提言によるものであ った。ブラームス自身もピアニストとしてここで演奏し、彼の多くの作品がここで初演されている。こうした経緯から協会創立125周年の1937年、小ホー ルはブラームス・ホールと改称された。以来ブラームス・ホールは全世界の音楽ファンにとって歌曲および室内楽のトップアドレスとして知られている。

長さ32.50メートル、幅10.30メートル、高さ11メートル、座席数約600。偉大な兄とも言うべき大ホール同様の音響条件を備えている理想的なホールであ る。

類似したイベント